憎むべきは通り魔と麻薬
運動会
鈴木先生「佐藤先生!!刃物を持った男性が生徒を追いかけています!」
佐藤先生「ええ!体育館廊下のさすまた持ってきて、他の先生と取り押さえて!!校長を呼びに行きます!!」
佐藤先生「校長!!刃物を持った男性がっ・・・!!」
校長先生「らり?はもの?たいへんだ!すぐ行かないと。」
佐藤先生「校長・・・?様子が変じゃ・・・?」
校長先生「らいじょーうぶれす!ばしょはどこですか?」
佐藤先生「こちらです!急いで下さい!」
生徒 「キャー!」
校長先生「やめらさい!」
鈴木先生「あっ校長!そんなに無防備に、」
サクッ・・・!
須藤先生「今だ!取り押さえろ!!」
教頭先生「校長先生!校長!!」
校長先生「すみらせん・・・、教頭先生・・・。今刺されても痛くないんです。少し寒いですが・・・。」
教頭先生「何を仰っているんですか!今、救急車が来ますから!」
校長先生「わたし、覚醒剤をしていたんです・・・。でも、どうしても言えなかった・・・。生徒を助けて帳消しになるとは思ってませんが・・・、せめて最後は本来生徒・学校を守る先生でありたい・・・。」
教頭先生「校長、喋らないで!大丈夫です。傷口は浅いですよ!わたくし、校長先生に教わることが山ほどあります!それを教えてもらうまでは、許しません!」
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アナウンサー
「夕方のニュースです。今日午前11時ころ、刃物を持った男性が○○小学校の運動会に侵入し暴れていたところを保護者と先生たちが取り押さえました。先生一人が腕を切り付けられる軽傷と校長先生が腹部を深さ1センチ刺される軽傷を負いました。校長先生の命に別状はないとのことです。なお、校長先生は運動会が行われていた時間に校長室で麻薬の様なものを吸っていたとの情報があり、警察は怪我が回復するのを待って事情を聴く方針です。」